2008年07月06日

伊豆大島のリス村。

伊豆大島に、リス村という観光施設がある。HPはわりと最近出来たのかな? 以前も探してみたものの見つからなかったけどな。
所在地はあれども地図は掲載しておらず、伊豆大島観光協会HPの地図で見ると島の北西部、元町港と岡田港の間くらいの場所のよう。
…いや、後述のように行ったことはあるんだけどサ、タクシーで行ったもんだから詳しい場所は覚えていなかったのだ。

わしは動物では縞栗鼠(シマリス)と兎(ウサギ)と雀(スズメ)が、ンもう恥も外聞も無いほど大の大の大好きで(笑)、子供の頃には番(つがい)の縞栗鼠を飼っていたくらい。
仕事で大島に行った15年ほど昔、最終日に時間が出来たので三原山の火口を瞥見した後(確か茶屋の辺り)、タクシーの運転手に教えてもらったんだったかパンフレットを見たんだったか忘れたが、とにかくリス村に行った。

12月で観光には時季外れ、時刻も夕方頃で、えらく空いていた。
リス村は兎の避難訓練が有名らしいけれど、客はわしの他に数人いたかどうかくらいなので見ることも叶わず。栗鼠も縞栗鼠は見られず台湾栗鼠(タイワンリス)ばかり、わしは台湾栗鼠はそんなに好きではないので気落ちした。
などと書くと碌な目に遭ってないんじゃないかと思われそうだが、実のところ、とおーっても楽しかったのである(笑)

なんせガラ空きなのでほとんど貸切状態、それでも兎は通常どおり放し飼い。
その区画に一皿100円で拍子切りの人参を盛った小皿が置いてあり、どーせ観光施設の兎だ、餌もたんまり貰ってンだろから寄っちゃあ来ないだろうと諦観しつつも一皿買う。
最初のうちは兎達も遠くで寄り固まっているだけだったが、そのうち一羽、また一羽と近づいてきた。すると、「あすこに行ったら喰いモン貰えんぞー!」と兎達に噂が広まったらしく、30羽前後もの兎に取り囲まれるハーレム状態。嗚呼幸せ(おバカ?(笑))。…いや、正直な話、最初はちみっと怖かったけどね。なんぼ小っこい兎が相手とはいえ、あれだけの数に囲まれるとねえ。

最初の一皿はあっという間に食い尽くされ、それでもまだ物欲しげに集ってくるし、厚かましいのはしゃがんでるわしの膝に前足を乗せて「もっとくれェ! なんかくれェ! 喰わせてくれェーッ!!」とせがんでくるのもいたりしたので、残りの皿も全て買い占めることに。
慣れてくると一羽ごとの性格の違いのようなものもわかってきて、はしっこく他人(他兎?)の餌を横取りするヤツ、おずおずと遠慮がちに寄ってくる子、鼻息荒く物乞いするヤツなどなどなど、ちょいと人間社会の縮図を見たような…とか言ったら大仰に過ぎるか(笑)

でもって、中には小柄で動きも鈍いのがいて、なかなか餌にありつけない。そうすると判官贔屓でこの子になんとか喰わせてやりたいと思うのが、人情ってェもんでしょー。
何度かこの子にやろうとしても、はしっこいのが飛び入ってきて横取りしてしまう。そこで山善さん考えた。弱っちいのにやるふりして人参をちらつかせ、はしっこいのが飛びかかってきたらさっと引き、体勢立て直す隙を突いて弱っちいのにやればいいのではないかと。名付けて“オペラシオン・トレアドール”(え?)。
結果、見事に作戦成功。闘牛士ならぬ闘兎士だな(笑)
兎との真剣勝負なんて、まるで「究極超人あ〜る」(ゆうきまさみ著)の鳥坂(とさか)先輩みたいだ。もっとも、あっちは力勝負、こっちは知恵比べだけれども。

弱っちい子にもちゃんと人参を喰わせられ、買い占めた人参を全て与え尽くしたわしは、満ち足りた思いと共に兎達と別れを告げたのであった(笑)

 

係員のいる建屋に戻り、縞栗鼠を見かけなかったのが不思議で尋ねてみると、冬眠中とのこと。
栗鼠が冬眠することは知ってはいたが、うちの縞栗鼠たちは冬が来る前に死なせてしまったので、すーっかり失念していた(笑)

んで、今のリス村。
HPを見ると、わしが行った頃と比べて見られる動物やら施設やらがかなーり増えているような。
当時は全島民が避難した三原山の噴火からそんなには経ってなかったから、徐々に増やしていったのかも。
兎と家鴨、台湾栗鼠は放し飼いしていて、兎の避難訓練(出産時期には家鴨(アヒル)の徒競走になるそう)もやっている様子。全国あちこちで罪もない動物へのむごたらしい虐待事件が相次いでるから、もしかして放し飼いを止めたりしとりゃせんかと案じたが、取り越し苦労で良かった。

リス村で餌をやれるのは台湾栗鼠だけのようで、縞栗鼠にはやれない模様。他地域の栗鼠放し飼い施設でも同様みたく、たぶん台湾栗鼠は無邪気だから人に近寄ってくるが、縞栗鼠は神経質なんだろーなー。

 

大島への交通について。
わしが行った頃は、羽田か調布からの飛行機か、熱海からの船が一般的だった…と思う。竹芝桟橋からの船もあったと思うが、当時は船足が遅くて時間が掛かった。
今は竹芝〜大島を高速船が結んでいて、わずか2時間足らずで行ける様子。
羽田や調布からの飛行機も通っているけれど、風向きや強さによっては欠航することもあるんでないかな。実際、わしは飛行機で行ったが、帰りは横風が強くて飛行機が飛ばず、熱海まで船で渡って確か新幹線で帰ってきた。

 

ついでに、子供の頃に飼っていた縞栗鼠の思い出も。
いや、好きなんだよ。許してたもれ。許さなんだら雀や兎の益体もない話を延々と書くぞおー(笑)

さて。
わしが飼っていたのは茶色っぽい雄と灰色っぽい雌で、偉大なる富山県は壮麗たる高岡市(笑)の高の宮通りにあったペット屋(店名は忘れた、現存するかどうかは不明)でも別の籠で飼われてたんでなかったかな。雌が矢鱈気が強く、まるで丙午(ひのえうま、女が男を取って喰らうという俗諺あり)か上州女(嬶(かかあ)天下と空ッ風)か!とツッコミを入れたくなった(笑)
栗鼠を飼うと誰もが、自分の手で直接餌をやったり手乗りさせたりしたいと夢見るだろうが、縞栗鼠はどうやら子栗鼠の頃から飼わないと、なかなか懐かないらしく。うちのも大人しい雄はわりと早く馴染んだが、きかん気の雌はなかなかに、もう…(苦笑)
餌をやったり水を換えたり掃除するのに籠を開ける時に、すばしっこいもんだから隙を突いて逃げられたことが何度かあった。幸い、窓という窓、扉という扉を全て閉め切って追っかけ回したので、外には逃がさずに済んだけれど。風呂場に逃げ込んだ時は、犬掻きならぬ栗鼠掻きを生まれて初めて見て、栗鼠が泳げることを知った次第。

縞栗鼠の魅力は名前の由来の縦縞はさておき、円らな瞳、すらっと通った鼻筋、前歯がちょこんとはみ出すおちょぼ口、ふっさふさの尻尾、前足で餌を抱えて口に運ぶ仕草、餌を詰め込んでぱんぱんに膨らませる頬袋、といったところか。小っこい前足で一所懸命に餌を頬張る姿は、それはそれは可愛らしうて何とももう…。

飼ってみると、糞の臭さや噛まれたり引っかかれるとすんごく痛いことに否応なく気付かされた。
栗鼠といえば木の実と打てば響くように浮かび、草食性だと思いがちだが、実は雑食性なんだとか。うちでは最初の頃は「リスフード」という硬く固めた専用の餌を与え、慣れてきたら向日葵の種や胡桃などの木の実を中心に与えており、動物性の餌を喰うなどとは思いも寄らなんだ。雑食性なら糞がハンパなく臭いのもしょーがねーよなー。でもかーいーから許す(おバカ(笑))。
噛まれたり引っかかれたりすると痛いのは、ちょいと考えてみれば自明だな。胡桃を殻ごと囓れるほどの歯、木に素早く上り下りできる爪を持ってるんだから。当初は世話をする時に軍手やゴム手袋を使っていたが突き抜けてしまい、祖母の家にあった演芸用の革手袋を貰い受けて使ってみると、かなーり改善された。と言っても、ペンチで締め上げられてたのがキツく挟まれるのに変わった程度だが。いいじゃないの、可愛いならば。(左良直美かっ!?(笑))

そいと、寒い場所に生息してるから寒さに強いのかと思ったら、そうでもないようで。冬場はペット用ヒーターなどで暖かくしといてやんなきゃダメらしい。だからうちの栗鼠達ゃ早死にしてしもうたのか。可哀想なことしたなーモウ。(これは三波伸介のパクリ)
実際の飼い方や必要な器具、餌などは事前にペット屋などでよく尋ね、折に触れ相談するのが宜しいかと。

栗鼠が死んだ時の話も。
先に片方が籠の底に横たわっていて、それはそれで痛ましかったのだけれど。
てっきりきかん気の雌が先に死んで穏和な雄が生き残ったのかと思ってたら、どうも生き残ったのは雌の方だったらしく、その後も度々手古擦らされた。コイツがまたちっとも懐かず、ふんとにもう…。
冬が訪れた頃、脱走は英国軍人の努めだとばかりに(なんか違う…)また籠を逃げ出して、家中走り回った挙げ句に水を張った湯船に。濡れ鼠ならぬ濡れ栗鼠になり、暖房で温めてやったが震えが止まらず、近所の獣医へ連れて行く。
しかし、もう手の施しようが無いと言われてしまい、泣く泣く連れて帰るが翌朝までには帰らぬ栗鼠になってしまった。我が家に来てから半年そこそこ、二匹とも冬を越させてやれなかったのが口惜しいし、子栗鼠を産むに至らなかったのが心残りだった。
夫婦としての相性も悪かったんだろうなあ。狭い籠で気の合わないきかん気の嫁さんと住まわされたのは、雄に気の毒だった気もする。

連れて行った獣医に「また買って貰えばいいじゃないか」のようなことを言われ、その時は「玩具かなんかじゃあるまいに、命を軽んじるのか」と、子供心にも酷く憤慨した。後になって、慰めるつもりだったんだろうなあと推察。
さらに長じてからは、そもそも早死にさせるような飼い方をする方が悪いわな、と思うようになった。
金魚も雛(ひよこ)も碌な死に方をさせず、栗鼠まで早死にさせてしまって以降、生き物は飼っていない。

 

余談が随分と長くなってしまったのは、いつもの悪い癖だな(苦笑)
何が書きたかったのかというと、

  • 伊豆大島のリス村は楽しいぞうー。
  • 兎は可愛いぞうー。
  • 縞栗鼠はもっと可愛いぞうー。

というお話。(いいのかそれで!?)

posted by 山善 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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